御金神社について

御金神社について

 

御祭神

金山毘古命(かなやまひこのみこと)を主祭神とし、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、月読命(つきよみのみこと)の三柱の神をお祀りしております。

金山毘古命(かなやまひこのみこと)は、
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)の御二柱神の皇子であり、五元陽爻(天の位)の第一位の神として、金・銀・銅をはじめとする全ての金属類、鉱山、鉱物(鉱石)を護り給う神でおられます。

御由来

御祭神は、長きにわたり、
個人の屋敷の敷地内にある「邸内社(ていないしゃ)」として、お祀りされておりました。

しかし、「邸内社」でありながら、ご参拝を願う人々が絶えず、明治16年、御崇敬の皆さまや近隣の皆さまをはじめとする多くのご奉賛を賜り、現在の社殿が建立され、境内が整えられました。

神社の隣通りには、「釜座(かまんざ)通り」がございます。この辺りは、平安時代より、鋳物職人である釜師が集まり、特権が与えられ茶釜の鋳造を行っておりました。

さらに神社のほど近くには、「両替町通り」がございます。この一帯は、かつて徳川家康により設けられた、「金座」と「銀座」があり、江戸幕府の金貨鋳造を担い、各地の金銀細工業者がこの地に集められておりました。

「金座」廃止後も、この場所には多くの両替商が軒を連ね、
大変賑やかな街並みと人々の華やかな装いは、「両替町風」と形容されるほど、派手に賑わっていたと言われております。

そのような場所にあり、
通貨として用いられる金・銀・銅はじめ、あらゆる金属類、および鉱物や宝石などの鉱石を護り給う事から、大変多くのご信仰を賜っていたようでございます。

そして、今日に至るまで地域の氏神さまとして親しまれ、近隣氏子の皆さま、
御崇敬の皆さまより、大切にお守り頂いてまいりました。

近年においては、全国各地、国内外より多くのご参拝を賜っており、
金運・招福、金運上昇、資産運用、事業の御発展や商売繁盛、金融、証券・株取引や不動産、宝くじ、ギャンブルの成功など、あらゆるお金にまつわるお願いごとをお祈りされておられます。

御神徳

金運・招福・開運
金属全般、および鉱山と鉱物・鉱石(宝石など)にまつわることを護り司る

御神徳は、私たちの生活のあらゆる場において深く関わりがあり、
御崇敬も、たいへん多岐に幅広く賜ってございます。

お金にまつわる、
金融・証券、銀行、投資、会計、税理、コンサルティング など

金属にまつわる、
金属製造・加工、工場、鉄鋼、建設、建築、自動車・鉄道・飛行機・船舶、運輸、旅行、農業、林業、理容・美容、電気、電子、機械、半導体・電子部品、精密機器 など

鉱山、鉱物や宝石などの鉱石にまつわる、
鉱業、採石、石材、宝石・装飾関係、医療・歯科 など

たいへん多岐に渡り、広い御崇敬を賜ってございます。

御神木について

御神木について

御神木の銀杏は、樹齢200年を超え、樹高約22m・幹回り2m以上、京都市内有数の大樹でございます。

銀杏は、樹内に水分を溜めることから、火事の際には水を噴くとして、神様やそのお社、人々の生活を守るとされております。

そして、どんな環境でも枯れることがないと言われ、「繁栄・発展」や「不老長寿」の象徴とされてまいりました。さらに、葉の形が八方向に広がっているところから「末広がり」として、大変縁起が良いものでございます。

また、ギンナンの実は、育つまで長い時間を要するものの、一度実ると豊富に実付くため、願いが「身に成る」と言われております。

毎年、葉が落ちる頃、金色に色付いた葉を、ご自由にお持ち帰り頂けますよう、ご参拝の皆さまにお配りしております。

※新型コロナウイルス感染拡大を鑑み、現在は、いちょうの葉のお配りを控えさせていただいております。

「金」の鳥居について

黄金に輝く鳥居は、正徳元年(1711年)創業、京都の老舗金箔会社 堀金箔粉株式会社のお力添えにより、屋外でも色褪せることのない塗料が施され、黄金色の輝きで皆さまのご参拝をお出迎えしております。

また、御神額は、氏子・地域の皆さまより御奉納を賜り、現在の鳥居のかたちに至ってございます。

―堀金箔粉株式会社― http://www.horikin.co.jp/

「金」の鈴緒(すずのお)について

黄金色の鈴緒は、京都府伝統産業優秀技術者表彰 房撚り紐師 坂田憲男氏のご厚意により、特別にお作り頂き、御奉納賜りましたものでございます。